5分でわかる「ダークパターン」

こんにちは、サイオステクノロジーGluegentサービスラインのジャレド・ウォレスです。

突然ですが、皆さんは「ダークパターン」というのを聞いたことがありますか?

SFやファンタジーストーリーに出てくるシステムのような名前ですが、最近ニュースになったりもした実在するものです。本記事ではダークパターンは何なのか、どういうものが代表的なのか、また軽く政治的な事情をそれぞれを紹介していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。







ダークパターンとは

ダークパターンに関する知識・事例をまとめるdarkpatterns.jpの定義によりますと、ダークパターンとは「ユーザーが無意識に不利な行動を取るように設計された、悪意のあるデザイン」を述べます。

ディセプティブパターンまたはディセプティブデザインと呼ばれることもあります。


様々な種類がありますが、皆さんが一度ぐらいは経験したことがあるであろう、代表的なものは以下の3つが挙げられます。


Misdirection(視覚的干渉):ユーザーに注目されたくない情報や選択されたくないオプションが気づかれにくく、他のものに注目を引くようなUIのこと。

  • インストーラやウェブサイトでメールアドレスを入力をしなくても進めるのに、ユーザーが入力するまでに「次へ」のボタンをグレイアウトで表示する
  • ユーザーがインストールしたいソフトAのインストーラで、全く関係ないソフトBの利用契約を表示し、ユーザーソフトBを暗黙的にインストールさせる

などなど


Roach Motel(ローチモーテル):入れるのが簡単なのにキャンセルするのがとても難しいサブスクリプションサービスのこと。分かりやすい分年々に事例が出ており、SNSで炎上しやすいパターンのひとつ



Bait-and-Switch(ベイト・アンド・スイッチ):バナー広告で提供する、個数が極めて少ない高価格商品を安く売るセールなどでユーザーを商品ページまで誘導し、同一のページで在庫切れの状態に対して同じ商品を高く売るや、低クオリティの別ブランドのものを紹介する。



合法性に関して


こういうのは、違法じゃないの?と思う方は多いと思います。簡単にいうと、状況と具体的な挙動によって違法の場合もあるしそうではない場合もあり、ケースバイケースになります。

ベイト・アンド・スイッチは特に詐欺として犯罪と認められている国が多いイメージです。



ただ、ダークパターンは消費者に気づかれにくいという特徴があり、訴訟が起こされたり妥当する政府機関に検知されたりするまで期間が長いため、明らかにリスクよりメリットの方が大きいという結論にたどり着くことが多いように見えます。


実際、ダークパターンの利用が特定され事例が公開されても引き続き利用する企業もたくさんあります。英語のことわざ「There’s no such thing as bad publicity」(悪評も宣伝のうち)という考え方通りと言えるでしょう。


一方、モラル面で欠けているところもある上、消費者に気づかれ指摘された際に反響が大きいこともあります。パターンの仕組みが理解しやすいほどニュースで紹介されSNSで炎上し、政府機関に注目されることもあり、ついに提訴される事例も出てきました。


最近ダークパターンへの理解を広めるメディアでの紹介が増えており、少しずつ消費者の理解度が上がっています。そのうち、あえてではなくてもバッドなUIが消費者にとってダークパターンと認知される将来が来るかもしれません。



まとめ


以上、5分でわかるダークパターンでした。いかがでしょうか。ダークパターンの種類と事例はたくさん公開されていますので、興味ありましたらぜひ調べてみてください。そして最後まで読んで頂き、ありがとうございました。