2020年3月4日水曜日

アメリカ人からみた「体調管理」と「風邪を引くこと」

こんにちは、クラウド開発部のジャレド・ウォレスです。今週は新型コロナウイルスの流行を背景として、アメリカと日本の体調管理や風邪を引くことの違いについて説明していきたいと思います。この話はあくまで私の個人的な意見と経験を表しますが、よろしくお願いします。

ヘルスケアの違い

まず、ヘルスケアから話しましょう。風邪診断などに関してはアメリカと日本にいくつか違いがあり、日本が安くて便利な一方アメリカが高くて不便です。皆さんご存じかと思いますが、日本のクリニックは大体近所にいくつかがあり、特別な事情がなければ大病院に風邪診断をしに行かないと思います。一方アメリカではクリニックと病院は待ち時間、費用、質はほとんど変わりません。通院にあたって壁になるのは主に距離であり、移動に30分ぐらいかかっても珍しくないため、一人で行くことはかなり大変です。そして、日本のクリニックでは15分程度しか待たないのがほとんどですが、アメリカでは1時間以上待つことが一般的で、受付してから3~4時間かかる場合もあります。

また、アメリカでは国民健康保険がなく、会社の健康保険か私保険しかないため、病院に行くと多くの人は費用が完全に個人負担となってしまいます。ちゃんと保険に入ったとしても、病院の相談手数料(1〜2万円ぐらい)と処方せん料は個人負担となることが一般的だと思われます。このように不便さと費用を考えると、アメリカ人が風邪ぐらいで医者に相談に行かないんだと思います。

体調管理の概念がない

そして、日本語でいう「体調管理」のコンセプトはアメリカ文化に存在しません。マスクの着用やうがいは日常生活であまり習慣としません。当然、手洗いをしたり、アルコール消毒液を使用したりはしますが、日常的に風邪を引かないように行動するという認識はアメリカ社会にはないと思います。マスクも自分の風邪が他人に移らないためのもののため、習慣的に付ける人はほとんど見かけません。一般的に、風邪を引くことは個人として完全にコントロールするのは不可能で、どうしようもないと思われています。私も日本に就職して、前の会社で初めて風邪を引いた時、体調管理ができないのが悪いと、上司に怒られたことにかなり驚きました。

アメリカでは、自分が風邪を引かないようにするより、自分が風邪を引いた時に他人にうつさないように行動するのが基本的なスタンスです。簡単にいうと「おとなしく休む」ことです。同僚が風邪を引いたままで出勤すると風邪が社内で流行してしまうため、短期的に業務が滞ることがあっても風邪を引いた同僚に出勤せず、治るまで休んでほしいという感覚が普通かと思われます。風邪を引いた側が、休むことは社会人としての責任という考え方です。その背景からか、業界や会社によっても異なりますが、アメリカでは風邪等体調不良の時にきちんと休めるように有給休暇日数が日本と比べて多いように感じます。もちろん、子供も学校を休ませることが当たり前です。
最近では変わりつつある企業も出てきていますが、日本では多少の風邪くらいであれば、マスクをして出社するというのが美徳とされる風潮があるように感じます。

テレワークという選択肢

ただ、熱が出てるような場合はともかく、少し咳が出るくらいで他に症状がないような軽い風邪の場合、積極的に休むことで現場で業務が回らなくなるのも風邪を引いた側の心理としては心苦しかったりします。とはいえ、マスクをして出社して、かえって悪化させたり、最悪、他の人にうつしてしまったりするようなことも避けたいところです。
こうした場合の選択肢として、かつてはメールのやり取りや電話対応のみというのがメインでしたが、やはり効率的とは言えませんでした。しかし、現代ではクラウドサービスの利用によって、テレワークを選択することが現実的になってきています。東京オリンピック期間中の対応や今回の新型コロナ拡大防止への対応にも有効な選択肢として注目されているのは周知の事実です。

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ジャレド・ウォレス

 Gluegent Flow