ビジネスチャット導入しただけで、仕事がうまく回ると思ってませんか? (1)

ビジネスコミュニケーションツールの中心はどんどん変わってきています。もはや想像することすら難しいですが、会って話す、または手紙の時代があり、その後電話が中心となる時代が長く続きます。今も電話でのコミュニケーションは根強いですが、固定電話から携帯電話の時代になりました。その間、非同期コミュニケーションの補助ツールとして FAXがあり、これまた今も根強く残っています。


ビジネスチャットサービスの興隆

1990年代後半から、インターネットが当たり前、メールが当たり前の時代の到来です。ここで、ビジネスコミュニケーションは大きく変わったと言えるでしょうか。携帯電話の普及も同時期であり、そういった意味でも大きくコミュニケーションが変わり始めた時代だと思います。テレビ会議、インターネット会議なども普及してきています。

そんな中、ここ数年、LINE WORKSや、Slack、Chatwork、Microsoft Teams、Salesforce Chatter のような「ビジネスチャット」が市場を喧伝するようになってきています。各種調査会社がいろいろな数字を出していますが、2020年には国内の市場規模が100億円〜150億円、導入企業は30%程度に達する勢いがあるとされています。今年2019年は、米国で Slack が上場、日本では Chatwork が上場するなど、株式市場も賑わせています。

ビジネスチャットへの期待

当社のお客様からもビジネスチャットと Gluegent Flow の連携や、Gluegent Gate でのシングルサインオン・アクセス制御に関するご相談が多く寄せられています。

ビジネスチャット導入にはいろいろな期待値があります。

・リアルタイムでスピード感のあるコミュニケーション
・情報共有が活性化されることによる会議時間の短縮
・社内のコミュニケーションを活性化
・結果として意思決定の迅速化
・スマートフォンからの利用
・働き方改革!
・シャドーIT撲滅

他にも色々あると思います。

とは言うものの、当社自身も経験していることですが、ビジネスチャットを導入しただけでバラ色の世界・バラ色のコミュニケーションが待っているわけではありません。導入してはみたものの、あまり活性化せず、メール中心のコミュニケーションになっている会社、多くのツールが乱立しちゃっている会社も多くあると思います。

そこにはどのような課題が有り、どのように解決していけるのか。
このあと、2回に分けて、当社なりに分析、課題解決に向けて気をつけていることなどをご紹介していこうと思います。

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