2017年2月21日火曜日

Active Directory と連携するクラウド SSO

クラウドでシングルサインオン・アクセス制御・ID統合管理の機能を提供している Gluegent Gate ですが、オンプレミスで構築された Active Directory との連携にも強みを持っています。G Suite などのクラウドサービスを導入するにあたり、これまでの Active Directory を中心とした運用管理を継続したいケースなどに、絶大な力を発揮する機能です。 本日は、簡単に Gluegent Gate と Active Directory の連携についてご紹介したいと思います。

Gluegent Gate の「Active Directory 連携」機能は、大きく2つの機能側面を持ちます。ひとつはアカウント(ID)やグループの源泉として AD を使う同期機能としての側面、もうひとつは、認証時に AD を参照する認証連携機能としての側面です。

 Gluegent Gate

ID・グループ同期の源泉としての AD 連携

Active Directory 上のユーザ・グループ・連絡先情報を源泉として、定期的に同期を実施する機能です。Active Directory の情報と Gluegent Gateで保持する情報に差分が検知されれば、その差分を同期する仕組みとなります。これにより、Active Direcotry での運用を変えずに、クラウド側ではGluegent Gate がハブとなった統合的なID管理が実現できます。Gluegent Gate からは G Suite 等の各種クラウドサービスへのアカウント・グループ同期がなされますので、Active Directory のみで、各種クラウドサービスも含めた運用が可能になります。IDやグループの管理だけでなく、Active Directory のセキュリティグループの管理によって、ユーザごとの利用サービスの制御や、一定ルール下でのアクセス制御の管理も可能なため、ID管理だけでなく、日々の運用はほぼ Active Direcotry 側で完結するような仕組みを構築することが可能です。

Gluegent Gate の ID・グループ同期の強みとして、既存の  Active Directory資産をそのまま活用できる点があります。Gluegent Gate独自の Active Directory 設計を必要とせず、基本的にはこれまでに構築されている Active Directory に則った形での運用が可能となり、多くのお客様に評価いただいている点となります。


認証連携先としての Active Directory 連携

Gluegent Gate で認証する際に、Active Directory に対して認証要求を行い、認証の可否を判定する機能となります。ログイン時に使用するパスワードは Active Directory のものとなるため、社内システムへのログインとクラウド側へのログインで ID/パスワードを個別に覚える必要がなくなります。

オンプレミスシステム等を含めたシングルサインオンの仕組みを構築することが理想ですが、コストや運用面でのバランスから、現時点ではこちらの AD認証連携機能をご利用されるお客様も多いです。

Gluegent Gateでは、オンプレミスシステムも含めたシングルサインオンの仕組みを構築することも可能ですが、それはまたの機会にご説明させていただきます。



以上が簡単な Gluegent Gateと Active Directory の連携機能に関するご説明となります。
もっともっとご説明させていただくべきことは多いのですが、個別具体的な話も多いため割愛させていただきます。もしお困りのことがございましたら、是非ご相談ください。


 Gluegent Gate


2017年2月14日火曜日

クラウドワークフローの自動処理で業務効率をアップしよう

現在、G Suite や Office 365 との連携をウリにしているクラウドワークフローサービスは、弊社ががクラウドサービスを提供させていただき始めた2012年当時から比べ、かなり増えてきました。
そのようなサービスはのほとんどは、認証やアカウント・グループ同期はできるため、ワークフロー導入後の運用管理面での効率化はできるかもしれせんが、現場レベルにおける業務面での効率性を改善するにまで至らないケースも多くあります。今回はその課題と弊社ワークフローサービスであるGluegent Flowを用いた場合の解決策をご説明したいと思います。

ワークフロー導入後に起こり得る課題

クラウドワークフローを導入することで運用管理が改善できる一方、現場では余計な作業が増えてしまうケースがあります。以下にその一例を挙げてみました。
  • 承認ルート外の人への連絡のため、個別に手動でメール送信する必要がある
  • ある部門のワークフローで承認ルートに含まれるメンバーへはワークフローの標準機能でメール通知できますが、その承認ルートに含まれない別組織の担当者や社外のお客様へ連携するために、個別にメールする必要があります。
  • ワークフローを開かないと申請データの内容を確認したり、取り出すことができない
  • 経費精算申請で領収書を画像/PDFファイルとして添付している場合、経理担当者はワークフローからその領収書データを確認したり、ファイルをわざわざダウンロードすることになります。
  • 決裁データを基幹システムへ反映させるため、ワークフローの画面を見ながら、基幹システムの画面へ手入力している
  • 二度手間な上、手作業での再入力となるため、入力ミス等が発生しやすく非効率です。また、月末/月初にまとめて作業が集中しやすく、担当者の作業負荷が高くなりがちです。
上記は、発生頻度が低ければ大きな問題にはならないですが、毎日・毎週・毎月と頻繁に発生するとなると、その作業コストは高くなり、その結果、効率性・生産性が低下してしまう場合も考えられます。

業務効率化を後押しするGluegent Flow自動処理機能

上記のような課題を解決するには、ワークフローに求められる要件は以下と考えられます。
  • ワークフローの処理実行時に付随する作業を追加できる
  • ワークフロー内のデータを簡単に出力でき、自由に利用できる

  • Gluegent Flowにはこの要件を満たすための機能が備わっています。それは申請・承認・決裁等の処理を行うタイミングでワークフローデータおよび連携先クラウドグループウェアに対して様々な処理を実行する「自動処理機能」です。
    主な自動処理は以下の表にまとめました。G Suite連携のほか、ワークフローの項目値に対する操作も機能として搭載しています。

    主なGluegent Flow自動処理(※G Suite版 )
    自動処理の種類
    説明
    メール送信
    メールを送信する自動処理です。社内全員に通知するメールを送信する、特定の誰かにメールを送信するなどが可能です。
    添付ファイルアップロード
    添付されたファイルをGoogle Drive上にアップロードする自動処理です。受注申請に添付されたファイルを全てDriveに格納するなどの用途で利用できます。
    スプレッドシート行挿入/更新
    指定したスプレッドシートに申請内容をレコードとして追加する自動処理です。受注フローの中で、納品完了時に自動的にスプレッドシートにレコードを追加するなどで利用可能です。キーを指定すれば行更新も可能です
    ドキュメント作成
    Google Drive上に文書を作成する自動処理です。オーナーやレイアウトも自由に設定することができ、申請フォームの内容をそのままドキュメントとして保存することが可能です。
    サイト投稿・ページ作成
    Google Sites にページを作成・投稿などを自動的に行う自動処理です。人事異動の案内を社内に通知するなどの際に利用可能です。
    Drive操作(コピー・移動・アクセス権限変更)
    指定したDrive上の文書に対して、コピー、所定フォルダへの移動、アクセス権限の変更ができます。
    外部システムアクセス
    外部システムへのGET/POSTのHTTPアクセスを実行する自動処理です。
    何かのタイミングで外部のシステムに自動的にデータを投入するなどが可能です。
    前述の課題に対して、Gluegent Flow自動処理を利用すると、以下のようなソリューションが実現できます。
    • 見積承認完了時にメール送信自動処理を設定し、承認完了のタイミングで、開発部に自動でメール送信する
    • 経費精算申請に添付された領収書の画像ファイルを添付ファイルアップロード自動処理を用いて、Google Drive上の所定のフォルダ内にアップロードする
    • 経費申請データを決裁時にスプレッドシートへ出力するように「スプレッドシート行挿入/更新自動処理」を設定しておく。月末締め後、経理担当者は対象のスプレッドシートからCSVファイルでダウンロードし、経理システムへインポートする。
    ワークフローに付随した細かい作業が省略できていることがお分かりいただけるかと思います。



    以上、ワークフロー導入後に起こり得る業務効率面の課題を解決できるGluegent Flowの自動処理をご紹介しました。 ワークフローに付随する細かい定例作業を自動処理として定義しておくことで人手作業を省略化できます。効率的になり、生産性の高い作業に注力することができるようになります。 細かい活用例のご紹介については今後掲載していく予定です。


    2017年2月7日火曜日

    クラウドのワークフローでもハンコ押せます

    仕事をしている時、机の中のハンコを取り出して押す機会が何度かあると思います。企業活動の多くが電子化されても、紙に押す「ハンコ」は無くならず、簡易に自分の「意思」を表す有効な手段となっています。ただ、何気なく押しているハンコは、紙の世界だけで意味があるものなのでしょうか。私たちはそこに止まらないと考えています。今回はこの「ハンコ」を押すことについて、その意味を考えてみようと思います。
    さらに「ハンコ」とは無縁のように思われ勝ちなG Suiteや、Office365のようなクラウドサービスの世界で利用出来るワークフローでも、「押印」を実現するソリューションをご紹介します。

    コラボレーションの中での意思の表現方法

    企業活動の中では、G SuiteやOffice365のようなクラウドサービスを使っていても、オンプレのグループウェアを使っていても、多くの作業が複数の部署や担当者をまたがって行われます。プロジェクトの稟議や、経費精算の申請など、多くのケースで、起案する人と承認する人がその「意思」を表し、結果として残します。その「意思」の表現方法は様々で、電話や口頭での会話の場合もありますし、メールやチャットでのやり取りの場合もあります。ただ、通常は、適切に形が残るものとして、次のような形をとることが多いと思います。紙であれば、ポータルサイトから、規定の枠が付いているExcelファイルをダウンロードしてきて、必要事項を記入後、印刷して、ハンコを押す。あるいは、PDFをダウンロードしてきて、手書きで記入後、署名してハンコを押す。電子化されていれば、システムにログインして、必要事項を記入後、確認画面で内容を確認後、決定ボタンを押す。これらは、手段は異なるものの、起案者や担当者の意思を残す表現の形と言えるでしょう。

    本人の証という意味での「ハンコ」

    用紙に記入する場合には、多くの場合、署名したり、押印することで、誰が内容を記載したのかを示す証とします。個人に紐付いた「印」を押すことで、「なりすまし」ではなく、正しくその人の意思であることを表しています。では、G Suiteや、Office365のようなクラウドサービスをはじめとしたWebシステムでは、どうでしょうか。こちらでは、ログインを前提とすることで、「なりすまし」がない世界を実現しています。Webシステムにおいては、利用者が署名・押印する代わりに、システムがログインしている人を証明し、記録することで、いちいちハンコを押すことを不要にしているということになります。

    多くの意思確認が必要な稟議

    ただ、ハンコの意味はそれだけでしょうか。一人で起案し、決裁も一人であれば、二人の意思だけが記録されるというだけですが、稟議の内容によっては、多くの担当者、部署の意思を確認する必要があります。後続の経路では、自分のところに回ってくる間にどのような部署がOKの意思を示したのかということが大事な場合もあります。起案された内容だけでなく、自分のところに至る経路も検討内容の一つと考えられます。そのような長い経路が必要な稟議では、「ハンコ」が大きな意味をもつ場合があります。例えば、長い経路をもつ稟議の場合、帳票の下部など見やすい場所に、以下のようなハンコを押す欄が設けられています。

    pic-20170202-131038.png
    後続の承認者は、稟議の内容と共に、どのような経路で承認されてきたのかをハンコの列を一瞥するだけで確認することができます。並んだハンコは、経路と経路の進捗のサマリーとしての機能を持っているということになります。

    帳票の文化

    業務の多くが電子化され、「紙」による帳票は姿を消して来ています。データとして保存された情報は検索が容易で、適切に管理すれば劣化することもありません。特にG SuiteやOffice365のようなクラウドに置くことで管理はより容易になっています。ただ、紙という実体でなくとも、「帳票」として一枚にまとめられた方が使い勝手が良い場合があります。前述した通り、目で見た場合に経路が一目瞭然であることなど、多くの利点があります。特に長い歴史の中で一枚の帳票を使って回ってきたような業務においては、電子化による利点よりも、これまでの業務が変わることや見た目が変わることで大きなインパクトがある場合があります。便利なんだからと言って、全ての業務を考えもなく、違う形式で電子化してしまうことは現場の生産性に大きく影響します。

    現場への影響を出来るだけ少なくする

    弊社が提供するGluegent Flowは、G SuiteやOffice365と連携して動作するワークフローです。Gluegent Flowは、既存の帳票を参考にして、ほぼそのままの見た目を持ったワークフローを提供することが可能です。ここまでに考えてきた「ハンコ」についてもそのまま利用することができます。Gluegent Flowは、ワークフローを起案、承認、決裁する画面で表示される入力フォームのテンプレートとして、Googleドキュメントを利用したり、HTMLエディタで見た目を編集することができます。


    入力フォームでは、数値や日付等の入力値の形式指定も出来ますし、今回少し掘り下げた「ハンコ」をイメージとして残すことができます。印影には、名前だけでなく、処理内容や日付も含めることができますので、処理内容のサマリーとして十分な情報を一覧として見ることができます。 既存の帳票を使った処理をそのままクラウド上で実現したいというご要望がございましたら、ぜひご検討ください。

    ※本機能をご利用するにはChrome/Firefox/Edge/Safariの最新バージョンをご利用ください。それ以外のブラウザでは正しく表示できない場合がございます。



    2017年1月31日火曜日

    G Suite でクラウド型企業ポータルを構築する際の課題

    「効率よく情報を伝えられるように、効率よく情報を集められるように、効率よく業務を進められるように」
    企業内ポータル、企業情報ポータルはこういったニーズに応える欠かせないツールのひとつとなっています。

    情報量や利用するシステム・サービスは年々増えている昨今、どれだけ効果的なポータルサイトを構築できるかは、会社全体の効率化に大きな影響を与えるものとなっています。

    加えて、在宅勤務やモバイルワークなど、働き方が多様化してきており、企業ポータルはどこに居ても、どんなデバイスを利用していても効率が落ちないようなものであることが望まれます。この側面から、クラウドでポータルを運用することを考える企業が増えてきています。

    今回は、企業内ポータル、企業情報ポータルを Google サイトで実現しようとした際に起こりがちな、幾つかの課題についてご紹介させていただければと思います。

    運用上の課題

    特定の日時まで公開できない情報、特定の日時以降意味がなくなる情報など、「情報発信」では「時刻」が重要になるケースがあります。例えば、人事異動の情報や年始の社長メッセージなどは、特定の日時での公開が求められます。Google サイト には、通常の掲示板システムでは標準的となっている「期日を指定しての投稿」をする機能すらありません。その時刻に誰かが記事を投稿したり、ポータルサイトの編集をしなければなりません。これは運用上、大きな課題となります。

    運用上の権限についての問題もあります。Google サイトではページを階層構造にすることができますが、末端のページの編集権限を持つには上位のページの編集権限を持っている必要があります。このため、特定の社員に特定のお知らせの編集権限のみを持たせるということが難しく、権限を与えられた人は、ポータルサイト全体を編集する権限を持ってしまいます。何かの際に、間違えて重要な情報を消してしまったりする可能性があるなど、運用上の課題となるケースはあるでしょう。

    このように、Google サイトだけでのポータルサイト運用にはある程度の割り切りが必要となります。

    効果の課題

    ポータルサイトを構築したら、全社員に「ここがポータルです。ここに情報が集まります。このサイトから一日の業務を始めることができます。」といったアナウンスをし、全社員にアクセスするように誘導するでしょう。しかし、日に日にアクセスする人は減っていくケースがよくあります。運用者は懸命にそこに情報を集めるのですが、利用者が常にアクセスしたいと思うほどではなく、時々見に来る程度になりがちです。もちろん、会社の風土や仕組みによって、確実に見るように仕向けることはできますが、簡単ではありません。

    このような状態になると、誰もが常にアクセスすることが前提にある「効率よく情報を伝えられる」ツールとしてのポータルの効果は薄れます。

    では、なぜアクセス数は減っていくのでしょうか。

    要因のひとつとして、Google サイトで構築したポータルは、情報を受け取るユーザの「効率よく情報を集めたい」「効率よく業務を進めたい」というニーズにそれほど寄与しないという点が挙げられます。

    Google サイトでは、アクセスしたユーザ自身の予定や、メール、ワークフローの状態などを表示する方法がきちんと提供されておらず、どうしても「情報を発信する人」のニーズを満たすポータルサイトとしての側面が強くなってしまうためです。


    弊社は、こういった様々な課題を解決できるツール群として Gluegent Gadgets というサービスを提供しております。Gluegent Gadgets を導入することで、より効果的なポータルサイトを構築・運用することができるようになります。 是非、ご相談下さい。
    以下はGluegent Gadgets のサンプルイメージです。


    Gluegent Gadgets の各種機能については、また別の機会にブログにて紹介させていただきます。

    2017年1月24日火曜日

    クラウド型ワークフローでも現行システムや紙の帳票をここまで再現できる

    普段、社内のワークフローで何気なく利用している申請書や稟議書といった帳票フォーマットは、その会社に根付いた文化のひとつと言っても過言ではありません。そのため、G SuiteやOffice365と連携するクラウドワークフローへの移行を検討するにあたり、申請・承認画面の「見た目」がそのまま維持できるのか?という観点が重要な要素となる会社も多いのではないでしょうか。実際に、過去ご相談頂いたお客様の中にも「紙帳票や既存のオンプレミス型ワークフローの入力フォームと同じレイアウトで運用できるようにしたい!」と強く望まれている方が多くいらっしゃいました。
    弊社のワークフローサービスGluegent Flowでは、このニーズに対応するため、HTMLエディタやGoogleドキュメントを用いた豊富なレイアウト設計機能を提供させて頂いております。 今回は、このGluegent Flow帳票レイアウト機能について説明していきたいと思います。


    HTMLエディタを用いたレイアウトデザイン (対象:G Suite, Office 365)

    1つ目は、帳票レイアウトをHTMLエディタでデザインする方法です。
    このエディタはWYSIWIGエディタにもなっており、HTML・CSSの知識がない一般の方でも簡単にデザインすることが可能です。編集項目は、文字の大きさ・色・書体、表、箇条書き、リンク、図、線等となっています。HTML・CSSの知識があり、かつ、位置等の指定を細かくカスタマイズしたい方は、ソースコードビューに切替えて、直接タグ編集による指定も可能です。
    以下は複数の入力行を持つ「経費精算申請書」のレイアウトをHTMLエディタ上で作成し、Gluegent Flowに適用した入力フォームのサンプルです。文字の大きさ・書体、表の段組み等、全てHTMLエディタ上で指定したもので、リッチな帳票レイアウトが実現できていることが確認できると思います。

    HTMLエディタ上でのレイアウト例

    上記レイアウトを適用した入力フォーム画面


    Googleドキュメントを用いたレイアウトデザイン (対象:G Suite)

    2つ目は、帳票レイアウトをGoogle ドキュメントでデザインする方法です。
    Gluegent FlowはG Suite連携機能の一つとして、Googleドキュメントによりフォームテンプレートを作成し、適用する機能を提供しております。HTMLエディタほど細かい設定はできませんが、Wordライクな操作性でレイアウトをデザインすることができます。
    以下は、Googleドキュメントでデザインした帳票レイアウトのサンプルです。HTMLエディタと同様、Googleドキュメントで定義したレイアウト通りに入力フォームが表示できていることが確認できます。

      Googleドキュメントによるレイアウト例

    上記レイアウトを適用した入力フォーム画面



    以上の通り、Gluegent FlowではHTMLエディタやGoogleドキュメントを用いて、柔軟にレイアウトがデザインできることがお分かりいただけたかと思います。
    ご利用のユーザの中には複雑な紙帳票レイアウトをGluegent Flowでほぼそのままの形で再現されているケースもあり、我々も時々驚かされる一方で、十分な可能性を感じております。 もしご興味をお持ちいただけましたら、是非お問い合わせください。




    2017年1月17日火曜日

    複数のクラウドサービスの認証をまとめるSAML2.0

    企業で必要とされるITサービスは、社内のサーバルームや専用線で繋いだデータセンタで提供されるのが当たり前の時代は終わりを告げ、クラウドで提供されるのが当たり前となりました。そのサービスも多種多様で、クラウドサービスを牽引してきたGoogleやMicrosoftが提供するG Suite、Office365のようなオールインワンと言えるようなサービスから、Salesforce、Dropbox、Box、Slack、Zendeskなど、特定の領域に特化したサービスもクラウドで提供され、その機能は日々高度になり、多様化しています。これらのサービスは、独自にIDとパスワードで認証するだけでなく、認証自体を外部に任せたり、ID、パスワードの管理も外部に任せることができるようになっています。
    このように認証やアイデンティティの管理を外部のサービスに任せる理由はどこにあるのでしょうか。また、それを実現するにはどうしたら良いのでしょうか。簡単に整理したいと思います。

     Gluegent Gate

    広くニーズをカバーするサービス

    クラウドサービスを牽引してきた、GoogleのG Suiteや、MicrosoftのOffice 365は、オフィススイートや、グループウェアといった、多くのニーズを広くカバーしたサービスです。企業によっては、このようなクラウドサービスのみでビジネスをすすめることができるかも知れません。ただ、これらのサービスは多くの企業で利用されるであろう機能を広く提供しているものの、細かなところでは機能不足である場合や、特殊なニーズであるために特定のニーズを満たせない場合もあります。そこで、多くの企業では、満たせないニーズを次のようなサービスを利用しています。

    特定のニーズを高度に解決するサービスを併用

    Salesforceや、Dropbox、Box、Slack、Zendeskなどのように、特定のニーズを満たすサービスも多くあります。これらのサービスでは、前述した広範なニーズを満たすサービスでは、足りない機能を提供し、同時に連携することで、大きな付加価値を生み出しています。例えば、G Suiteで提供しているクラウドストレージ(Google Drive)では、現場のニーズを満たせないが、Dropboxであれば満足できるというケースや、企業全体では、G Suiteを使いつつ、営業部門では、Saleforceを使い、サポート部門では、Zendeskを使うなどのケースが考えられます。

    複数のサービスが混在する

    以上のように、クラウドサービスでは、必要なサービスを選んで使うことができます。ですが、それぞれのサービスは、本質的には独自のサービスとして完結しているため、認証の仕組みをそれぞれ持っています。つまりそのまま使うと、システム管理者はそれぞれのサービスでアカウントの管理をし、ユーザはそれぞれのサービスで別々にログインする必要があります。こうなると、複数のサービスが混在することで機能としてはニーズを満たしていても、利用において非常に不便を感じることになります。

    認証機能を外部サービスに任せる

    各サービスにとっては、認証機能は本質的な機能ではなく、本質的機能を利用させるための機能です。そこで、多くのクラウドサービスでは、認証を外部のサービスに任せることができるようになっています。認証を一元化することでユーザにとっての利便性は大きく向上します。セキュリティの面からも、入り口を一本化することは大きなメリットです。このように、認証を一元化し、単一のログインをもって複数のサービスを利用できるようにすることをシングルサイオン(SSO)と言います。
    SSOの環境を構築すると、ユーザにとっての利便性だけでなく、適切なユーザに適切なサービスを利用させたり、利用を中止したり等のサービスの管理が容易になります。入り口を一括して管理できるようになるので、セキュリティレベルの向上にも役立ちます。

    SSOの仕様SAML2.0

    SSOを実現するための仕様はいくつかありますが、多くのクラウドサービスでは、SAML2.0を採用しています。前述したとおり、クラウドサービスは組み合わせて利用するケースが多く、認証が煩雑になり勝ちです。クラウドベンダーは、自社のサービスが他社のサービスとも併用しやすいように独自の認証機能だけでなく、SSOを実装します。その時の仕様には、他社サービスも利用しているSAML2.0を採用することが多く、SAML2.0がデファクトスタンダードとなっています。

    SAML2.0に対応したサービスの認証を担うGluegent Gate

    Gluegent Gateは、G Suiteや、Office365、Salesforce、Dropboxなど多くのサービスに対応し、専用の画面を持っていますが、専用として対応していなくても、SAML2.0に対応したサービスであれば「汎用SAMLオプション」を使うことで、認証を統合することができます。


    Gluegent GateでSSO環境を構築しておけば、今後採用するサービスでも簡単にSSO配下に加えることができますので、今後拡張性も確保できます。ユーザの利便性と高いセキュリティを同時に満たすGluegent Gateを是非ご検討ください。
     Gluegent Gate


    2016年12月28日水曜日

    年末のご挨拶

    今年も残すところあと4日、弊社も年内最終営業日となりました。

    年々、1年が短くなっているように感じ、今年も例に漏れず「あっという間」でした。が、一方で振り返ってみると今年の1月にあった出来事ははるか昔のことのようにも感じます。ここ数年は20年前の感覚では10年分くらいの出来事が毎年起こっているような印象を受けます。




    2016年は本当に様々な出来事がありました。中でも、ブレグジットやトランプ次期大統領など、政治的にインパクトの大きい事柄は印象的で、後に歴史の転換点となった年と表現されてもおかしくない出来事だと感じます。一方で、我々の生活を激変させる可能性が高いテクノロジーが成熟してきていることを感じさせるニュースも多くありました。Amazon はイギリスでドローンによる自動配送の試験を開始し、Uber は北米で自動運転によるタクシーを走らせ始めています(サンフランシスコではストップがかかったようですが、、、)。

    我々がビジネスをさせていただいているIT業界周辺でも、ものすごい出来事が毎日当たり前のように起きています。Alpha Go が世界最強の囲碁棋士に勝利し AI の進化を見せつけ、 Google Cloud Platformは世界的な社会現象となった Pokémon GO の莫大なアクセスをなんの問題もなく処理しました。Pepperは飛ぶように売れ、VR/ARもいよいよ普及期に入ってきています。いずれも10年前は絵空事に近く、リアルには想像できなかったことに思われます。

    世の中は加速度的に変わっています。

    ものすごい速度で進化する環境の中、5年後、10年後を見据えた時、グルージェントが今何をするべきか。忘年会の度にそんな話に花が咲きます。シングルサインオンの役割は今までよりもっと大きくなり、ワークフローに求められること、クラウドのワークフローが果たせる役割にも大きな可能性を感じます。G SuiteやOffice365といったクラウドサービスとの連携も今後より強化していきたいと考えています。世の中のスピードに負けないよう、我々も着実に積み重ねていきたいと思います。

    2017年も、ものすごい出来事が日々起こると思います。
    今から楽しみで楽しみでしかたがないです。

    最後になりましたが、本年は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
    来年も何卒宜しくお願い申し上げます。



     Gluegent Gate


    2016年12月20日火曜日

    Office 365 とも連携するクラウド型ワークフロー Gluegent Flow

    最近目に見えてお問合せが増えている Office 365をベースとしたワークフローサービス、Gluegent Flow の現状を簡単にご紹介させていただきたいと思います。

    Gluegent Flow は、G Suite (当時は Google Apps) と連携するクラウド型ワークフローサービスとして、2011年にサービスの提供を開始しました。今年でサービスインから5年のサービスとなります。2015年から2016年にかけて、Office 365 への対応を進め、現在に至っております。

    すでにワークフローの基本機能は十分に揃っており、Office 365 と連携させることで、より簡単に、便利にご利用いただけるようになっています。今日は簡単に Gluegent Flow の機能をご紹介させていただきます。


    帳票の設計

    ワークフローでの申請や承認、決裁時などに入力を促すフォームの設計を行う機能です。Gluegent Flow では、多様な入力フォーム項目種をご提供しており、これらを組み合わせて自由にフォーム設計が行えます。ご提供している入力フォーム項目をいくつかご紹介させていただきます。


    項目名
    説明
    単行テキスト
    1行のテキスト入力を促すフォーム項目です。
    複数行テキスト
    複数行のテキスト入力を促すフォーム項目です。
    リスト
    プルダウンでの選択を促すフォーム項目です。
    親子リスト
    複数のプルダウン項目が連携し、一つ目の選択状況に応じて二つ目の選択肢が入れ替わるフォーム項目です。親子という名前ですが、親子だけでなく孫・曾孫・玄孫など何階層でも指定可能です。
    単一チェック
    ラジオボタンにより複数の選択肢からひとつを選択させるフォーム項目です。
    複数チェック
    チェックボックスにより、複数の選択肢から複数を選択させるフォーム項目です。
    日付
    カレンダーから日付けを選択させるフォーム項目です。
    時刻
    プルダウンで時間と分を選択できるフォーム項目です。
    添付ファイル
    添付ファイルをアップロードするためのフォーム項目です。ひとつの項目で複数の添付ファイルをアップロードすることも可能です。


    この他にも、多様な入力項目種をご用意しております。

    上記項目を組み合わせ、自由にフォーム項目を作成した上で、簡単にレイアウトを指定することも可能になっております。以下はフォーム設計を使った簡単なレイアウト例です。


    経路の設計

    ワークフローの申請がなされた際に、どのような経路を通して決裁されるのかを設計する機能です。Gluegent Flow では、自由度の高い経路設計が可能で、申請→承認→決裁という3ステップ程度の簡単な経路から、20ステップ、30ステップといった長い経路設計も可能です。各ステップの担当者の設定方法は幾通りも用意されており、例えば以下のような設定が可能です。
    • 特定の個人やグループを担当者として指定する
    • 申請者自身にステップの担当者を指定させる
    • 課長や部長等の肩書きや権限(ロール)を利用してステップの担当者を指定する
    • 特定の経路の担当者は申請者が編集できるようにする
    • 特定の経路は申請者や承認者によりスキップさせることを可能とする
    グループでの指定や、肩書きを使っての経路指定をする場合、会社の組織の情報などが必要になります。これらの組織は、Office 365 の Exchange Online のグループで指定したものと連動します。

    経路とフォームの連動

    ワークフローによっては、申請者に入力させるべき項目と、承認者が入力すべき項目が別れているケースがあります。Gluegent Flow では、どの入力項目をどのステップで編集させるのか(または表示させる、非表示とする)を簡単に指定できます。


    以上が、簡単な Gluegent Flow の基本機能の紹介となります。Gluegent Flow には他にもたくさんの魅力的な機能があります。現時点では、Office 365 との連携機能は、G Suite 連携機能には劣っておりますが、今後の拡張を計画しております。もし、興味をお持ちいただけたなら、是非弊社までお問合せ下さい。